音が聞こえる トクトクと注ぐ音 あの夜の火傷にじんと染みる あの日空いた穴に掌を添える 私の気づいてない化膿さえ見つけて その全てが私の為のもので 「時間がかかるの」 暖かいものほど、かもしれない あなたは急かさない 私を急かさない もう理由なんていらないの 傍にいる理由も 必要とされる理由さえ。 あぁ この日々はあの頃の夢だわ 夢以上だわ 怖いくらいに 明かりを消して、灯りを点して トクトクと注ぐ 同じだよと笑う。 言葉が途絶えて眠りについても 尽きない音が聞こえてる 暖かくただ注いでる