薄荷

そう、君が立ちすくむならば


君の姿は僕が教えてあげる

君は本当は大丈夫で、芯は折れてなんかいない

繰り返してあげる



「ツインソウルだといいな。」

馬鹿げているかな

だけど素敵だと思ってるよ

わりと本気で、信じてるんだ。


僕の瞳に映る君を信じて。

美しく見えるのは恋の病じゃない

本当は初めから望んでいただろう?

軋む躰は君のせいじゃない


手を繋いで 歩いては立ち止まって

絶望の味をいつか、忘れるよう

道の遙か先にも灯せる


僕は 都合の良い優しい杖を愛した訳じゃないから。

軋みは隠さなくていいんだ もう大人びることもないんだ


手を繋いだから 僕らはこうして自由を得てゆく

思いのままに動く体は もう羨むだけのモノじゃない


届くよ 必ず


薄荷を携え 二人前になろう

君に響くのは もう諦めじゃないだろう?
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